じめじめとした梅雨の季節がやってきます。
今のうちに、快適に梅雨の季節を過ごせるように、いろいろと対策していきましょう。
まずは、梅雨の基礎知識から
梅雨ってなあに?
日本での梅雨(つゆもしくは、ばいう)は、5月初旬から7月の間にある雨季。日本だけでなく、中国や韓国、台湾などの東アジアに見られる気象現象。
梅雨のシーズンの始まりが「梅雨入り」もしくは「入梅(にゅうばい)」で、終わりを「梅雨明け」もしくは「出梅(しゅつばい)」。
どうして梅雨って、できるの?
北からは冷たく湿った空気(オホーツク海気団)が、そして、南東ならびに南西からは暖かい空気(小笠原気団、熱帯モンスーン気団)、西からは乾燥した空気(揚子江気団)が、東アジアでぶつかります。
そこにそれぞれの気団の温度差から、東西数千キロの「停滞前線」(梅雨前線)が形成されます。
この梅雨前線が、梅雨の原因となる雲や雨の原因なんです。
梅雨前線は、この時期、雨をふらせながらゆっくりと北上していきます。
梅雨の対策って?
梅雨で問題となるのは、やはり温かく湿気がおおいため増えるカビ、細菌などによるものが多いです。これらによるアレルギー(アトピーなどの皮膚症状など)や食中毒に気を付ける必要があります。
要は、温かくて湿気が多い時期に増えるカビや細菌に対する対策が最優先ですね。
カビや細菌などをふやさないためには?
カビや細菌の繁殖に重要なものは、「温度」「湿度」「栄養」です。この時期、温かい料理をたべて、そのままコンロに放置すると、すぐにカビがはえちゃいます。
そう、温度(室温から37度ぐらいまで)が高く、湿度があり、栄養豊富な場所だからです。
だから、逆にカビや細菌を増やさないためには、低温(もしくは高温での滅菌)、乾燥させること、栄養となるごみを掃除することですね。
部屋を乾燥させるには?
まずは、いらないものをすてて、断捨離です。室内の風通しを良くするために、物は少ないほうがいいですね。
そうすると、窓やドアを開けることで空気がよく通るようになり、換気効率が上がります。
換気扇を回す際には、、最も離れている窓を10㎝ぐらいあけておくのがいいですね。
雨が降っているときは、窓をしめて、エアコンの除湿機能を使うのがおすすめです。
また、キッチン回りやお風呂などは、特にカビが生えやすいところですね。
注意して、よく洗い、乾燥させておくようにしましょう。
それでもカビが生えてしまったら?
市販のカビ取り剤などで見えるものは処理していきましょう。洗濯機の水槽も専門の洗剤で洗っておきましょう。
洗濯物を室内に干すときは、エアコンの除湿機能などもフル活用しましょう。
押し入れの中も一度だして、整理整頓、また、下にすのこなどをひいて、除湿剤を入れておきましょう。
結局、梅雨対策で大事な順番といえば
1.部屋の中のものを減らすこと。この際ですから、2年ぐらい使っていないものは捨てましょう。2.押し入れの中のものを全部一度出しましょう。同じく、いらないものを整理して、また、押し入れの中などの空気の通りの悪いところは、すのこをひいたり、除湿剤を入れたりしておきましょう。
3.お風呂は使用後、できるだけ乾燥させることを心がけましょう。ドアを開けておき、換気扇は翌朝までしっかり回しましょう。
4.冷蔵庫も暑い時期はいっぱいになりがちです。いちど全部出して、いらないものを捨てて中に余裕を作っておきましょう。
5.洗濯機の水槽内にもカビが生えやすい季節です。使用後は、しっかりと蓋をあけて乾燥、また専用の洗剤で洗っておきましょう。
まず、断捨離、そして、空気のよどむところは、空気の通り道をつくって、除湿剤、カビの生えやすいところはしっかり対策することが重要ですね。
それでもカビができてしまった時には、カビ取り剤でカビを取り去るだけでなく、なぜ、そこにできたのか考える癖とつけることが、今後のカビ対策につながりますよ!
それでは、今日も一日、楽しく過ごしましょう!