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ミケテンのよもやまばなし

よもやまばなし

逆と反対の使い方、すでに決まった方向があるかないか。

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おはようございます。

昨日、テレビを見ていて、腑に落ちたことの忘備録。

「反対」と「逆」の使い方。
いままで、あんまり気にしたことがありませんでしたが、昨日の番組で勉強になったので、自分なりにまとめておこうと思います。

問題
第1問
Aさん「家に帰ろう」と言った時、
Bさん「そっちは、逆の方向だよ。」

B「そっちは、反対の方向だよ」

第2問
Aさん「私は、こっちの方向(目的地の設定なし)に行きたい」と言った時
Bさん「私は、逆の方向に行きたい。」

B「私は反対の方向にいきたい」


第3問
Aさん「私は、Cさんの意見に賛成です」と言った時
Bさん「私は、Cさんの意見と逆です。」

B「私は、Cさんの意見に反対です。」

第4問
Aさん「私は、お殿様の意見に産生です。」と言った時
Bさん「私は、お殿様の意見と逆です。」

B「私は、お殿様の意見に反対です。」

さて、皆様はいかがでしょうか?

まず、辞書的な意味を見てみましょう。

はんたい【反対】
1.《名・ダナ》ある物事・向きと、対立・逆の関係にあること。あべこべ。 「上下が―だ」
2.《名・ス自》ある意見などに対して、さからうこと。 「―派」

ぎゃく〖逆〗 (逆) ギャク・さか・さからう ゲキ・むかえる
1.物事の順序や進行の方向が反対になる。向かうべきでない方へ向かう。反抗する。道にそむく。 「客と逆のことをする」
2.論理ある命題の主語と述語、または仮設の部分と終結の部分とを入れ替えた命題。例、. 「人は動物だ」に対し


わかりやすいように、正しい例文を挙げてみます。
1.水が逆流する。
2.学級会で、反対意見を述べる

というように、「反対」には、方向がない、対立している状態なんですね。
「逆」には、方向があり、その方向に逆らっているという状態。

それを考えて、問題にもどると、
第1問
Aさん「家に帰ろう」と言った時、

これは、家の位置がきまっており、帰る方向も決まっているので、
Bさん「そっちは、逆の方向だよ。」が正解

第2問
Aさん「私は、こっちの方向(目的地の設定なし)に行きたい」と言った時

これは、どこに行こうか目的地が決まっていないので、正解がない状態なので、
B「私は反対の方向にいきたい」が正解

第3問
Aさん「私は、Cさんの意見に賛成です」と言った時

Cさんの意見は正しいかどうかきまっていないので、
B「私は、Cさんの意見に反対です。」が正解

第4問
Aさん「私は、お殿様の意見に賛成です。」と言った時

お殿様の意見は絶対なので、
「私は、お殿様の意見と逆です」が正解となります。

まあ、逆らうといった感じとなっちゃいますけど。

それでは、最後にまとめとして、

「犬は、飼い主と反対方向に行きたがっている。」

「犬は、飼い主と逆の方向に行きたがっている。」

では、飼い主が行きたい方向を決めているのなら、(犬の同意があったかどうかは別として)、「逆の方向に行きたがっている。」となりますし、行きたい方向がきまっていないなら、「反対の方向に行きたがっている。」となります。

なるほど、勉強になりました。
日本語って、難しいですね。







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